公務員として働くリアルな姿

公務員のメリット・デメリット【経験者の声を紹介】

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「今の仕事をこのまま続けていいのだろうか…」

「この会社で将来もやっていけるのか…」

「人生を変えたいけど、何か方法はないかな…」

公務員への転職を考えたことがある方は少なくないと思います。でも、公務員の仕事は外から見るだけでは実態が分かりにくい。ホワイト企業ともブラック企業とも伝えられているため、実態が分からないという声も実際に聞きます。

「メリットは何か?」「デメリットは何か?」

生の声が聞こえにくいため、公務員になるための転職活動に踏み切れないという方もいると思います。この記事では、2つの自治体で正規雇用の市役所職員として、公務員を経験した筆者が、公務員のリアルなメリット・デメリットを紹介します。

それでは先に結論からお伝えします!

公務員になるメリット
  • 安定した収入
  • 充実した福利厚生
  • 休暇制度が整っている
  • 年功序列の給与体系
  • 社会的信頼度が高い

公務員になるデメリット

  • 給与の伸び率が低い
  • 部署異動が多い
  • クレーム対応が多い
  • PC環境が悪い
  • 人手不足の状況がある

公務員という職業は、安定した収入や充実した福利厚生といったメリットがある一方で、部署異動の多さやクレーム対応といったデメリットもあります。公務員のメリットとデメリットを知ることで、公務員に転職した後のイメージを持つことができますので、ぜひご覧いただければと思います。

また、公務員の仕事は多岐にわたりますが、共通点も多いため、市役所職員以外の公務員を目指す方にも参考にできる点があると思います。

公務員の働き方が自分に合っているのかを判断する材料になれば幸いです。

公務員になるメリット

公務員には民間企業と比較しても魅力的なメリットがあります。特に重要なメリットを5つ紹介します。

公務員になるメリット
  • 安定した収入
  • 充実した福利厚生
  • 休暇制度が整っている
  • 年功序列の給与体系
  • 社会的信頼度が高い

安定した収入

最大のメリットの一つに景気に左右されにくい安定した収入があります。民間企業では業績悪化により、給与カット、ボーナス減額があることもありますが、公務員は給与表に基づいて決まるため、極端な減額はほぼありません。退職金もある程度決まっているため、将来設計が大きくズレることがないのがメリットとして大きいです。老後の生活が破綻するなどの状況が起こりにくいのは、公務員の大きな魅力です。

ともゆた

公務員の給与は給与表に基づいていますが、全体の給与に増減が生じた場合には、一般的にボーナスで調整されます。極端な減額は一度もありませんでした。

充実した福利厚生

公務員は各種手当が充実しています。条件付きではありますが住宅手当があり、扶養手当といった手当があります。他にもベネフィットのサービスを利用できる自治体も多くあり、映画を安く見ることや安価で宿泊できる施設もあります。また、東京都市町村職員共済組合(国民健康保険)による医療費補助があり、1ヶ月の医療費の上限が25,000円になる医療費付加給付制度なども受けられます。他にも人気の福利厚生には、ディズニーランド、ディズニーシーの割引券があります。

ともゆた

特にディズニーの割引券は人気がありますね。自治体により差がありますが、一人500円〜2000円の割引があります。

休暇制度が整っている

有給休暇が取得しやすく、夏季休暇や年末年始の休暇などが充実しています。また、土日祝日が休みの職場が多く、ワークライフバランスを取りやすいのも特徴です。ちなみに夏季休暇は6月から10月の期間に5日間の休みを取る事ができます。年末年始の休日は12月29日から翌年1月3日が休みとなり、前後に土日があると9日連休となることもあります。有給休暇を取得する際には5日を超える旅行の場合には申告する必要がありますが、それ以外は上司に伝える必要はありません。

ともゆた

旅行の場合には、◯◯に行ってきます!のように伝えて旅行に行く方が多いですね。強制的ではないですが、お土産を買ってくるのが一般的ではあります。安価で数量の多いお土産を選ぶ方が多いですね。

年功序列の給与体系

年齢を重ねるごとに基本的に給与が上がるため、長く働くほど収入は安定します。民間企業のように成果主義で評価が大きく変わることは少なく、計画的に将来設計を立てやすい点が魅力です。加えて民間企業から転職した方は、民間企業で働いていた期間も算定されます。

例えば大学を卒業して、公務員として10年間働いていた方と、民間企業で10年間働いていた方が、全く同じ給与ということです。退職金については、勤続年数に応じて変わりますのが、新卒から定年まで努めた方の退職金は2,000万円を超えます!

退職手当の平均支給額は、定年等退職で2,343万円(平均勤続年数33年6月)であり、前年度に比べ、101万円(4.5%)の増となっています。

引用元:都庁総合ホームページ
ともゆた

大卒で年齢が同じといったように同条件の場合、評価や昇進による違いはあれど、ほとんどの方が同じ給与です。ただし、退職金は勤続年数に応じて変わるため、基本的に転職者の方のほうが少ないです。

社会的信頼度が高い

例えば、住宅ローンを組む際に金融機関からの審査が通りやすいのは、公務員の大きなメリットです。収入が安定していることから、ローンの返済能力を評価されやすいためです。

また、公務員であることは、結婚を考える際にも安心感を与えるポイントになります。パートナーの親や親戚からの信頼を得やすく、結婚の話がスムーズに進むことも考えられます。世間からは「安定していて堅実な職業」というイメージを持たれる方がいるため、周囲の評価や信用も得やすいのが特徴です。

このように、公務員の社会的信頼度の高さは、生活のさまざまな場面でプラスに働きます。

ともゆた

当然、個人によって状況は違いますが、基本的に住宅ローンの審査やクレジットカードの審査で落ちたという話は聞いたことがありませんでした。

公務員になるデメリット

一方で、公務員にもデメリットはあります。特に以下の5つは、公務員を目指す上で知っておくべきポイントです。

公務員になるデメリット

  • 給与の伸び率が低い
  • 部署異動が多い
  • クレーム対応が多い
  • PC環境が使いにくい
  • 人手不足

給与の伸び率が低い

公務員は給与が安定している一方で、給与表に基づいて給与が決まるため急激に年収が増えることはありません。民間企業のように成果を出せば大幅に昇給するといった仕組みがありません。昇給は多少の前後はあるものの、基本的に年功序列に基づくため、新卒1年目の年収は約400万円と物足りなさを感じる方もいると思います。

ともゆた

若いうちは、毎年10万円程度年収が増えるイメージです。10年で年収が100万円程度増えるので、残業を含めないで考えると30代前半で年収が500万円を突破します。

各都道府県(一部違いはありますが…)によって、地域手当の金額が異なります。仮に東京23区の場合、地域手当が20%のため、給与表に基づく金額に+20%が月収となります。仮に給与表の金額が20万円の場合、実際月収は24万円です。

※他にも扶養手当や住居手当などの支給もあるので、それ以上の支給を受けている方が多いです。

部署異動が多い

公務員は数年ごとに異動があるため、一部専門職を除き、基本的には同じ部署に長く留まることはないです。そのため、市役所の職員の場合、一般職で専門性を深めるのは難しいです。異動のたびに新しい仕事を覚える必要があるため、部署移動は転職に近いと言っている方もいます。そのため、市役所の職員は適応する力が求められます。

ともゆた

役所によって多少の前後はありますが、基本的に3〜6年程度で異動することが多いです。新人のみ異動までの期間を短く設定している役所もあります。

クレーム対応が多い

住民対応をすることがある公務員は、日常的にクレームを受けることがあります。また、公務員としての働き方に嫉妬をする方も実はいます。税金という名目を盾に理不尽な要求をされることもあります。公務員は税金から給料をもらっているから何を言っても大丈夫だと思っている方も一定数います。

ともゆた

「誰の税金で給料をもらっていると思っているんだ!」少数ですが、このように主張をされたこともありました。

PC環境が悪い

公務員の職場では、ITに強い方が少なく、セキュリティのみに重きを置くことがあります。そのため、インターネットの制限がされていたり、古いシステムを使わざるを得なかったりとPCを使う環境が悪いことが多いです。最新のITを導入していた民間企業から転職してきた方は特に効率の悪さ感じると思います。その反面、ITに触れてきた方が転職をして公務員となったら、PCの扱いで周囲から遅れることはないです。

ともゆた

AIやITツールを活用できないことが多く、ネット回線のスピードも遅いので、自分のスマホで間接的にツールを活用されている方や検索されている方も多いです。

人手不足の状況がある

公務員は予算に基づいて執行されるため、公務員の数は限られてます。部署によっては慢性的な人手不足に悩まされることもあります。特に繁忙期には残業が増えることもあり、「公務員=定時で帰れる」というイメージとは異なる場合もあります。

また、公務員の就業時間について、9時〜17時と誤った認識を持っている方もいますが、実際は1日7時間45分です。休憩時間が1時間あるため、始業時刻が9時なら17時45分までが就業時間です。

ともゆた

就業時間は自治体により違いますが、8時15分や8時30分始業のように9時より早い時間のことが多いです。

まとめ:公務員のメリットとデメリットを把握して転職のキッカケにしよう!

この記事では、公務員のメリットとデメリットを紹介しました。

公務員になるメリット
  • 安定した収入
  • 充実した福利厚生
  • 休暇制度が整っている
  • 年功序列の給与体系
  • 社会的信頼度が高い
公務員になるデメリット

  • 給与の伸び率が低い
  • 部署異動が多い
  • クレーム対応が多い
  • PC環境が悪い
  • 人手不足の状況がある

公務員には、安定した収入・充実した福利厚生・手厚い休暇制度といった魅力的なメリットがある一方で、給与の伸び率の低さ・異動の多さ・クレーム対応の多さといったデメリットも存在します。

特に、公務員は長く働くことで安定した生活を築きやすい職業ですが、民間企業のような成果主義ではなく、異動が多いため専門性を深めにくい側面もあります。また、クレーム対応や人手不足など、意外とストレスの多い場面もあることを知っておく必要があります。

公務員への転職を考えている方は、「安定を取るか、成長の機会を求めるか」を軸に、自分にとって最適なキャリア選択を考えることが大切です。本記事が、公務員の働き方を知る一助になれば幸いです。